いらっしゃい、本日見てもらいたい作品はこちら。
この完成度ならばフルプライスのフィギュアが要らないかもしれないと思える一品

頭部、お顔は文句が無い。
細かいとこを見ると髪の色の塗りが多少大雑把でのっぺりに感じるが。
それを差し引いても、こう眼と口がきちんと極まっていると他はあまり気にならない。

角度を変えて見てもまったく悪く見えない。
ポーズも動きがあるし、顔の出来も素晴らしいと来ると他にいう事はあまりない。
顔が良ければ８割がた出来が良く見えるのがフィギュアなのだから。

左腕の炎はクリアパーツ。
これにもうひと塗り欲しかった。
思ったより地味である、造形が悪くないだけに残念である。

えっと、右腕の氷は…氷、なの？ちょっと残念過ぎる感じに。
良くみるとこちらもクリアパーツのようだけど、全部が塗装されて変な感じになっている？
しかしながら、右腕は後ろなのでほとんど見えないから良しとしよう。

コスチュームにかかる黒い塗装はイイ感じで高級感を与えている。
ブーツの質感も非常に良い。
これらの事が細かい塗装のズレなどの悪い印象を打ち消している。

ブーツの造形が素晴らしいのでぜひ下からも。
こういった造形の細かさと、それに合う陰影の塗装はとてもいい。
しかし、細かいところの塗装に残念なところがあるのは否めない。

台座はおしりにぶっ刺すタイプ。
そして支柱も厚い。
左足も台座に固定するので安定度は高い。

台座は薄めのクリアブラック。
真っ黒よりも断然おしゃれというか高級感がある。
こういうちょっとしたところも評価できる点といえる。

どうでしょうか、とてもかっこいい。 細かい残念な点を感じさせない全体的な出来栄え。 とてもまとまった出来の良いフィギュアでおすすめの一品。

はい、今週はこんなところだけど、ぜひ君も自分の気になる作品を探しに行ってもらいたいと思う。
それでは来週も紹介したいフィギュアを用意しておくから、また会おうか。