おきがるプライズフィギュアレビュー

いらっしゃい、本日見てもらいたい作品はこちら。
原作絵師のイメージを上手く立体化、繊細さも持ち合わせた一品!

第5回:「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

第5回:「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

総合

A

インパクト

B

細かさ

S

全体完成度

A

発売元:セガ
発売日:2021年8月
サイズ:縦幅21cm 22cm(台座あり)
箱サイズ:縦幅 22.5cm 横幅 18.5cm 奥行 15cm


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

この頭部の淡い感じの色合い。髪の色と目の色でイメージがとても良い。
服装や装飾品も細かく非常に出来が良く感じる。
その分、服装の塗装の雑さが気になるがそれを補って余りあるものがある。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

それは、顔の出来栄えの良さ。
顔が決まって見えるとその他はさほど気にならない人も多いのではないか。
眼と口元を含めて半分以上の力をここに注ぎ込んだと思われる、これは英断だ。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

全方向から風を受けたようなイメージの造形は横からみても悪くない。
自分としては前面よりすこし横に飾った方が好みですが、どうでしょうか。
指輪やマニキュアも良い感じ。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

ベルトからの飾りから足にかけて。
造形は素晴らしいのだけど、このストッキング周りは塗りに少々手抜き感がある。
でも全体からみても大きく気にするところでもない。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

パンツは上着と違い、革の様な塗装が施されてこれも良い感じ。
パンツのシワにこだわりを感じるのは自分だけであろうか?
ベルトは印刷しているのかな、これも差別化が出来て良いポイント。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

パンツと同じく、革のブーツ。
装飾品の金色は塗装によるのもの。
プライズフィギュアなどに良く使われる金色塗料は劣化するものが多いので、気になるところではある。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

髪も前からみるとそうでもないが、後ろからみると非常に手が込んでいるのが分かる。
これを知ってから、今一度、全体をみて見るとやはりこの髪の印象というか、頭部のイメージがこのフィギュアはとても大きいのがわかる。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

この頭部は箱にブリスターにいれているという気の使い方が素敵。
ブリスターに入れないと、袋の中でPVCの素材の髪が好きなように形が変わってしまう。
そうなると飾っても髪の癖がおかしく見えてぜんぜんフィギュアが良く見えない。


「Fate/Grand Order」 スーパープレミアムフィギュア “アサシン / クレオパトラ”

とにかく顔、頭部にこだわった出来の良いフィギュア。
原作絵師のイメージの色合いは頭部だけ、服装や装飾品は淡い色合いにしなかったところがとても引き締まって良く見える作品となっている。
これも手に入れて損のないお薦めの一品。


はい、今週はこんなところだけど、ぜひ君も自分の気になる作品を探しに行ってもらいたいと思う。
それでは来週も紹介したいフィギュアを用意しておくから、また会おう。