いらっしゃい！本日、見てもらいたい作品はこちら！
本日は15年の時を越えた名品の１つ！

昔スタイルの窓のある箱。
こちらの方が中が見れる分、良さそうには見えるけど耐久性と保存性に難あり。
そして箱から見るより出してみた方が何倍もイイ作品の１つ。

当時の技術でかなりイメージに近いお顔になってます。
しかも充分にカワイイ。
少しばかり随所に残る稚拙さもこれはこれで味かと。

真正面から。
全体的な完成度も悪くないのですが、細かいところで良し悪しがちょこちょこあります。
そんなところをざっくりと確認していきましょう。

まずはお顔の良いところから。
目はバッチリな位置で印刷されていますし、キレイ。
お口も、歯と舌がきちんと造形されています。

その良いところは少し下からの方が分かりやすいかも。
しかもこの特徴的なお顔のイメージも悪くならない。
特徴的なアホ毛もかなり目立ってます。

お顔は良いのですが、頭というか髪の造形はかなり大雑把。
かなりベタっとしています、色が悪い訳ではないのでもったいない。
同じベタっとした感じでも衣装の赤は黒も混じったようなイイ色合いをしてます。

そんな色使いの衣装のシワ加減も素敵。
どちらかというとかなり控えめなお胸もイイですね。
お顔は、ここから見てもやっぱりカワイイ。

そのまま降りましての下半身。
なんていいましょうか、ちょっとムッチリ加減が足りないというか。
細めな太ももでも、もう少し何かがあればこの素肌部分は際立ったはずです。

そのまま後ろに行きます。
やはり、どうしても後髪の大雑把感は気になります。
後側に向けた両腕、衣装などポーズはとても好きです。

そして少しばかり下から見てみます。
先ほどと同じく太ももの肌色部分を眺めてみても、そこまで良さは感じません。
後ろで組んだ手もまた、こう、もう少しシャープさが欲しかったところ。

そのまま前に戻って同じように少しばかり下からみてみましょう。
なびくスカートから覗くふともも、そしてその肌面積、いわゆる絶対なんちゃら。
あれ？　ここから見ると思った以上にイイかも。

とはいえ前の画像では見えそうで見えなかったので。
これはこれできちんと、仕事しているかと。
こういうところ大事です。

どうせですので後ろも確認しましょう。
前から見るのとは変わった印象があったり。
個人的にはこっちかなと。

台座はもう何も言えない例のもの。
昔は多かったもので、イメージも悪くしかも場所も取るという非常に残念な台座。
その代わりに思いのほか出来の良いブーツが目立ってくるのは皮肉かもしれない。

いかがでしたでしょうか。
ずいぶんと前に出た作品ではあるのですが、なかなかに見どころがある作品です。

何か目を引くものは少ないものの、そこそこのサイズ感であることからインパクトは「A」。
雑さを感じるところが多くある為、細かさは「B」。
カワイイお顔と個性的な彩色、見どころが多い出来の作品であることから全体完成度は「A」。
そこから判断するに、総合は「A」となりました。
これは押さえておいても良い一品であると言えましょう！

次回も気になった一品を紹介したいと思いますので、
ぜひ、あなたも自分の気になるフィギュアとの新たな出会いを求めて、探しに行ってみてください。
それではまたお会いいたしましょう。