おきがるプライズフィギュアレビュー

いらっしゃい!本日見てもらいたい作品はこちら!
ポーズというべきか、その佇まいに惹かれてしまう?な一品!

第71回:「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

総合

A

インパクト

A

細かさ

B

全体完成度

S

発売元:セガ
発売日:2016年7月
サイズ:20cm/21cm(台座含)
箱サイズ:縦幅 23.5cm 横幅 12cm 奥行 8cm


動きがそこまであるわけではないのに見映えがすばらしい。
全体の色からもすこし地味目に感じるところもあるが、いや、そこがイイのだ。
それでは詳しく見ていきましょう。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

ほとんど立っているだけにも関わらず、思わず見惚れる抜群のプロポーション。
お顔がほとんど見えないのですが、それもまたイイのではないかと。
それではもう少し寄ってみましょう。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

お顔はバランスも良く可愛いです。
しかしながら、その他が少しばかり雑に感じられるところが多い気がします。
髪、そして髪飾りのリボンと胸元のリボンは塗りが原因なのか、かなり厚ぼったい感じに。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

違う角度からのお顔のアップです。
切れ長の目は悪くないのですが、眼の印刷が良いかというとまったくもってそうでもありません。
さりげない感じでさらりと塗られているお口は気に入っております。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

見上げるとわかる圧倒的なボリューム感は置いておいて。
このラムネ瓶がクリア素材または特殊な塗装がされていればまったくイメージは変わったと思う。
赤いマニュキュアも結構な雑さなのがこれまたもったいない。


「地獄楽」 VIBRATION STARS 画眉丸

横から見ると、スレンダーな身体も素晴らしいのですが、何と言っても衣装のシワ加減。
腰から下に降りたスカートのシワの造形が絶妙、襟や袖の表現もイイ。
ここから見ると、髪もそこまで悪くは見えません。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

正面からも見てみましょう。
どうです、この味のあるシワというかスカートのうねり。
こういうところにこだわりを感じ取れるのがこの作品の良いところ。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

そこから下に降りると脚がみえます。
両足とも細いながらもイイ肉感。
もう少し足元の塗装がキレイならばなお良かった。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

そして何気に背面もイイのです
後ろから見る髪の造形と、シワから感じられるお尻、そして左手。
惜しい、手に掴まれた駄菓子が簡素すぎる、なんでも良いから袋にデザインを入れて欲しかった。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

いつもの通り斜め下からも行ってみます。
ここから見るのもとてもイイです。
髪の紫色、シャツの白色、スカートと脚の違う黒色など。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

台座です、良くある黒一色。
通常ならばこれはあまりよろしくはないのですが。
この作品にはこれはこれで結構合っていると思います。


「だがしかし」 プレミアムフィギュア 枝垂ほたる

ええ、忘れてはいません、でも中は真っ黒で撮影には苦労しました。
その甲斐あって、ムチっとしたふとももと細かいパンツの造形の素晴らしいハーモニーを感じる事が出来ました。
きちんと脚の黒と、ふとももの先からパンツにかけての黒が違うのがここでも効いてます。


「地獄楽」 VIBRATION STARS 画眉丸

いかがだったでしょうか。

全体的な印象はとてもすばらしく、サイズも小さすぎないところから感じるインパクトは「A」
作りこまれたところに反してどうしても全体的に塗りに微妙さを感じるので、細かさは「B」
上手くまとまって、見映えもよく仕上がっている事から全体完成度は「S」
そこから判断するに、総合は「A」になりました。

作品としての出来はとても良いと思います。押さえておいても良い一品であると言えましょう!

さて、次回も気になった一品を紹介したいと思いますので、ぜひ、あなたも自分の気になるフィギュアとの出会いを求めて、探しに行ってみてください。
それではまた会いましょう。