おきがるプライズフィギュアレビュー

本日見てもらいたい作品はこちら!
大きさも充分、これがプライズかと驚く一品。

第62回:「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

総合

S

インパクト

S

細かさ

S

全体完成度

A

発売元:タイトー
発売日:2022年11月
サイズ:20.0cm/21.0cm(台座含)
箱サイズ:縦幅 21cm 横幅 23cm 奥行 12cm


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

ずっしりとしたボリューム感とセピア調の色合いがとても似合っています。
ちょっと見た感じではあまりプライズには見えない出来の良さを感じませんか。
持つと分かるんですが、スカートの大きさもあってかとても重い。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

細かく確認したいので、すこしばかり近づいてみます。
お顔がかわいいのは、後でもっとよく見るとしてここで見たいのは衣装。
造形がとんでもなく手が込んでます、ここまでとはすばらしすぎです。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

お顔のアップ。
カワイイですね、特に眼は細かくキレイな印刷に引き込まれます。
そんな眼に合わせた、眉毛と口の色もとてもイイ。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

指先もふくめた手の作りもイイですし、ほんと見るべきところが多い。
衣装のシワの1つ1つにもセンスを感じます。
全体的に色数を多くするというよりは、選りすぐりの色合いがとても合っているという感じです。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

角度を変えてみましたがどうでしょう? うん、これもイイ感じ。
マイクを持つ指、全体の雰囲気、ほんと大好き。
衣装の良さから来る細かなこだわりを、常に全体から感じ取れる感じがします。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

いろいろと分かる、側面です。
この大きなツインテールだけでも凄いのに、それに負けてない腰のリボン。
そして、スカートとボリュームが凄い訳です。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

それをさらに実感する事が出来るのが背面。
とんでもない事になってます。
このツインテとリボンとスカートで、とにかくたいへんな重量感というかボリュームなのです。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

後頭部と背中です。
ネックと胴、リボンとスカート。
衣装の素晴らしさが後ろにも詰まっているのですよ。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

前に戻って、さらに下から見ていきましょう。
スカートから覗くふともも、とてもイイ感じ。
ここから見ても相変わらずお顔もカワイイです。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

これだけ外にこだわりを感じるにもかかわらず、スカートの中もすごい。
パンツには細かくシワも入れてありとても丁寧に作られているのです。
しかも、パンツの先に見えるお腹が「こんにちは」しております、にっこり。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

台座はクリアオレンジのもの。
本体が良すぎるのでちょっと物足りなさを感じますが、そんなことありません。
リボンをかたどっており、フィギュア本体を良く引き立たせる優秀なものです。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

以上、その存在感と細かさがとても良い一品でした。


とにかく満足度の高い迫力のある造形はインパクト「S」
すべてにおいて感じ取れる繊細さ、見えないところにもこだわる細かさは「S」
全体を見ても素晴らしくまとまっていながら、あるところが原因で全体完成度は「A」
それらをまとめると総合は「S」となります。
この作品も良いものなので、持っていて損はないと思いますよ!

本来ならばここまでではありますが、今回はこの作品の個人的な残念ポイントを検証します。
全体完成度が「S」にならなかった理由です。

「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

鋭い方や画像をきちんと見ていた方は分かったかもしれません。
自分の個体の上半身と下半身がきちんとハマらないのです。
これ以上に力をこめるとどこかが破損する恐れがあるので断念しています。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

このハマらないは、残念ながら両方のツインテもそうなのです。
これもどうやっても入りません。
いろいろと方法はあるのですが、普通に組み立てられないのはマイナス点です。


「初音ミク」Princess AMP フィギュア Latidos -2022 ver.-

そして、この全体を支えるのが左足と支柱なのですが、この支柱はそえられているだけ。
何かしらの事態で容易に倒れます、そうなると左足にすべての重量がかかるので。
たぶん、足元からポッキリと逝きます。そうなるともう直すのは困難です。

残念な部分ではありますが、この作品が充分に素晴らしい一品である事は確かです。


今回はここまでとなります、次回もお薦めに足りうる一品を紹介していこうと思いますので、
あなたも自分の知らないプライズフィギュアを求めて、いろいろ探して見るのも楽しいと思います。
それでは、次回もまたここで会いましょう。