いらっしゃい! 本日見てもらいたい作品はこちら!
ここに来て、満を持して? 登場する人気作からの一品。
第49回:「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ヴィネッティアム アヤナミレイ(仮称)
総合
A
インパクト
A
細かさ
B
全体完成度
A
発売元:セガ
発売日:2022年02月
サイズ:17cm 18cm(台座含)
箱サイズ:縦幅 22cm 横幅 16.5cm 奥行 10cm
なかなか出番が廻って来ませんでしたが、とうとう来ましたアヤナミ回。
しかし、肌色度合いが非常に足りない造形となっています。
さて、どうなるんでしょうか?
まずはお顔を見ていきます、造形は悪くはないですね、良くまとまっているかと思います。
細かさというものはあまり感じられませんが、目と口の位置はとても好みです。
髪の造形というか色の塗りがもう少し丁寧ならば、もっとお顔も良く見えるのが残念です。
別角度からさらにお顔のアップを見ていきましょう。
アップでみても可愛さは充分なのですが、やはり髪の塗りの厚ぼったさが目立つ。
全体的に雑なイメージが強く出てしまっているようでとてももったいない。
横からも確認します。イメージも崩れてません。
作品によっては見るべき方向以外からだと、大幅に造形が悪く見える事もありますので注意です。
方向によって印象またはキャラの表情が変わる様な造形は見ていて楽しいので好きですけど。
角度を変えてみるとお口の造形も見やすいです。ピンクっぽい色は安っぽくみえるので、口の線は少し暗い色を置いた方が良く見えます。
そして、この造形の最大のみどころの1つといえる胸の造形、きゅっと寄せられているのが非常に良いです。最初から気になってました。
後頭部です、何度も言いますが造形は悪くないどころかイイ感じなのです。
ただ塗りがあまり良くない。
そこは後ろからでも感じることが出来るところです。
そこはもうちょっと全体を見ることで補いましょう。
そうです、もう1つの見どころである、作品のぴっちりしたスーツ。
背中からお尻に抜けるラインがすばらしいです。
うしろから見てもこの通り。
お尻は悪くはないですが、全体的に横から眺める方が風情がありますね。
ええ、この方向のこのポーズは嫌いではないですが。
細身の華奢な身体を眺めるのは下からが良いみたい。
腕に挟まれた小ぶりな胸を含めて全体からエロスが滲み出ています。
う、なんかあんまり上手い表現ではないのは書き手の腕の無さが原因です。
左足膝はガレキに乗せるカタチとなっているのですが、ホントに乗せているだけです。
バランス的には問題は無いのですが、接点的に小さいのでいじっているとよくズレてしまいます。
よくある膝の接点に凸を作り台座に差し込む様な方法は、見てくれわるいのでこちらの方が好印象。
台座はプライズの定番である黒に白のタイトル。
ガレキにはネルフのマークが彫られていますが濃淡が表現されていないので目立ちません。
そして何気にデカイ、16センチもの幅があるので円にして欲しくなかったところです。
総評です。
そこまでの存在感は感じないが、よくみると色々見えてくることから、インパクトは「A」。
きちんとまとまった造形ながら、どうしても塗りの雑さが目立っているので細かさは「B」。
すべてにおいて悪いというところも無いことから全体完成度は「A」。
そこから判断するに総合は「A」になります。
多く存在するエヴァプライズフィギュアの中でも、あっても良い一品であるといえます!
それでは、次回もお薦めに足りうる一品を紹介しますので、あなたも自分の知らないプライズフィギュアを求めて、いろいろ探しに行ってもらいたいですね。
来週もまたここで会いましょう。