いらっしゃい！本日見てもらいたい作品はこちら！
造形としては小さめながらも、迫力を感じずにはいられない一品。

細かく丁寧な造形、特に顔は勢いを感じる精悍なもの。
特徴的な眼と口は凛々しく、出来の良さが分かる。
口から覗く歯、そして舌、フィギュアの世界観に合った色使い。

すこし横から見てみます。
髪の造形もきっちり作りこんでますが、
鎧や衣装の塗装がとてもイイ感じです。

その良さは横からでも分かる、鎧と衣装と筋肉。
喉から鎖骨にかけて、そして腕の筋肉へと。
まるで戦場を切り抜いたかのような、立ち居振る舞い。

それは下半身にも言えるのです。
下方向から振りかぶる剣の流れに迫力を感じるのもそうですが、
柄を握る両こぶしにも力を感じます。

そして剣です。
この汚れ具合からホントの鉄の様な感じさえしますよね。
こういう小物的なものの出来が良いと、そのフィギュアの見栄えが断然良くなります。

左側面から見てもこの通り。
勢いに変わりはなく、迫力を感じます。
このフィギュア、あんまり見る方向を限定しないところも良いです。

そして後ろから。
相変わらずのカッコ良さ。
独特な剣の鞘もキレイに塗装されています。

信の肉体の傷は表現されていませんが、鎧や衣装にはヒビや汚れで再現されています。
鞘の下にヒビが集中しているのがわかりますか？
ほんと細かい。

足留めです。岩っぽくはしているのですが、これは違和感ありますよね。
造形本体に穴を空けないのはすばらしいですが、クリアにして
意識の外にするとか足の裏に平たい板を付ける感じか良かったかもしれません。

どうせならば、迫力のある顔を下からも見ておきましょう。
舌は見えませんが、下から覗く歯と首の筋肉がイイ感じです。
こういうところこそがこのフィギュアの魅力ですよ。

迫力を感じる造形ながら、そのポーズと大きさにより、インパクトは残念ながら「B」に。
鎧と衣装、そして筋肉などを含めた造形はその多くが繊細でキレイ、よって細かさは「S」
その造形が織りなす全体のバランスは魅力充分で限りなくSに近いので、全体完成度は「A」
そこから判断するに総合「A」とはなるのですが限りなくSに近いことは間違いない出来の良さです。
このシリーズの他のキャラと一緒に抑えておいても良い一品だと思います！

それでは、次回も良い作品を紹介できるように頑張りますので、
あなたも自分の気になるフィギュアを求めて、いろいろ探しに行ってもらいたいです。
来週、ここでまた会いましょう。