いらっしゃい! 本日、見てもらいたい作品はこちら!
大雑把さと細かい造形が同居する見どころの多い一品!
第77回:「その着せ替え人形は恋をする」 Luminasta “喜多川海夢-キラキラ、アフタースクール”
箱の写真より実物は数倍良く見える、開けてみたら良かったという見本のような作品。
逆は非常に多いのでちょっと得した気分になります。
見た目はとても見映えのするものですが、片足立ちは長く飾っておくと傾く可能性大です。
総合
S
インパクト
A
細かさ
S
全体完成度
S
発売元:セガ
発売日:2023年5月
サイズ:縦幅17.5cm 18.5cm(台座 込)
箱サイズ:縦幅 22cm 横幅 14cm 奥行 11cm
ポーズもなかなかに特徴があるので見ていて楽しい。
動きの感じられる作品はほんと好きです。
いろいろ頑張っているところが散見されるのでちょっと見てみましょう。
お顔カワイイです。
アニメとかのイメージとは若干違うようにも見えますが、悪くはないです。
目や口などそつない出来栄えでお顔に問題はあまり感じません。
シャツからスカートにかけての衣装もきまってます。
なんていうか、やっぱりシャツやスカートのシワを真っ先に確認してしまう。
こういうところにこだわりを感じるのです、いえ、けっして病気ではありません。たぶん。
髪の造形もかなり頑張っています。
はっきりするとかなり雑さを感じてしまうので、まずはこんな感じ。
そして、ここから感じるお尻の存在感も気にしておきたい。
とはいえ、いちばんのオススメはカバン。
え?カバンなの?と思うかもしれないけど、この中でいちばん細かい。
小物の出来栄えや、角の軋み具合まで上手に表現している。プライズでこれをやるとはおそろしい。
そんな事を言ってしまうとカバンばかりが気になってしまうけど、やっぱり見るべきところはシワ。
ここから見る、シャツの背中とスカートのシワ加減のイイ塩梅具合。
何ていうか、ブラの跡をシワで表現しているのはもう素晴らしいの一言。
前に戻って来ました。
ここから見ると、何気に大きさを感じる胸です。
ちょっと残念なところをしいてあげるなら、髪とネクタイががのっぺりして見えるところ。
そこから下に降ります。
スカートから伸びるすらっとした脚が素敵。
やはりと言うかなんというか、細かいところがイイ作品です。
お馴染みのすこし下からの構図。
これがいちばん見せ場が詰まったショットかもしれない。
髪のダイナミックさに、カバン、ブラの跡、スカートとそこからみえるお尻とふともも。
さらに下から。
太ももは確認できますがパンツはあんまり見えません。
うまい具合にスカートが邪魔してくる。
という訳でちょいとばかり勢いに任せて。
ズバッと。
なんかすごく凝ってるんですけど。
台座も個性的です。
地面の白線がどういう方向が正しいのかは分からないです。
そして、靴裏まで細かい造形がされているという。ちょいとピントは合ってないですけど。
いかがでしたでしょうか。
少し小さいながらもオリジナリティの高いポーズは存在感高めなのでインパクトは「A」。
一部に雑さを感じるところがあるものの、それを補って余りある精巧な造形に細かさは「S」。
台座をふくめて個性的なところが多く、飽きないところから全体完成度は「S」。
そこから判断するに、総合は「S」になりました。
見るべきところが多く、オススメ要素の強い作品なので、
抑えておいても良い一品であると言えましょう!
さて、次回も気になった一品を紹介したいと思いますので、ぜひ、あなたも自分の気になるフィギュアとの出会いを求めて、探しに行ってみてください。
それではまたお会いいたしましょう。